昨年我々夫婦(髙野茶園)で作っている「湘南紅茶はなゆらか」が尾張旭国産紅茶グランプリ2022でチャレンジ部門金賞を受賞致しました。
今年は違うロットでチャレンジをしてみようと、夏摘みの手摘み手揉みの紅茶(やぶきた2nd)を出品したところ昨年と同様にチャレンジ部門金賞をいただくことができました。
■結果はこちら➡速報【国産紅茶グランプリ2023本選】結果発表
毎年当園(小さい畑がいくつかあります)のやぶきたを使って様々なお茶作りをしています。
緑茶から紅茶まで、様々です。
まず手摘み手揉みで小ロット作り、それを機械製茶の工程に落とし込んでいきます。
南足柄の畑は農薬を使用しておらず、無肥料で栽培しています。
今年の暑さで茶の木は人間同様大変つらかったと思います。
6月に入ってからの芽は伸びるとすぐにウンカ(チャノミドリヒメヨコバイ)という虫に加害されます。
加害された芽は成長が阻害されるため非常に小さく、場所によっては黒くなり、ポロポロと葉を落としていきます。
お茶の芽も伸びますが、雑草も元気に増殖する時期。
蔓を取ったり、草を刈ったりする作業を急いで終わらせ、2時間ほど2人でせっせと手摘みをしました。
加害程度が軽度のものから重度のものまで毎週時間が許す限り摘んで、製茶して飲み比べをしてみました。
その中でも出来の良いロットをいくつかブレンドして出品してみました。
今回作った紅茶もなかなか厳しいですが、いつかは機械製茶にしていきたいと思っています。
昨晩秋整枝が終わって帰宅し、2度目のチャレンジ部門金賞を見聞きして、夫婦で喜び合いました。
通常小ロットの茶摘みと製茶は私がしていますが、今回はお茶摘みまで夫が担ってくれました。
農作業で疲労した後、私を励ましながら一緒に必死で摘んだことを思い出します。
お茶シーズンは家族、親戚、近所の皆様にも大変お世話になっています。
応援してくださる方たちも少しずつですが増えてきていて、農作業の手伝いをしていただいたりもしています。
皆様、本当にありがとうございます。
今後もより一層精進して参りますので、どうぞ皆様引き続きよろしくお願い致します。
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残念ながら今回受賞した紅茶は量が作れず、販売することが叶いません。
ですが、12月に行われる「日本のお茶の魅力「茶匠と語ろう」」では皆様に飲んでいただきたいと思っております。
よろしければ是非お越しください。
また、今週末11月4日5日は「ぶらり常滑 急須の里めぐり」に参加します。
昨年受賞の「湘南紅茶はなゆらか」や予約分で完売した「湘南紅茶すずか」も少量販売します。
作家さんの愛がこもった素敵な急須を見に、常滑まで足をお運びください。
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